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岡目八目・・・どうなる、これからの政局

何が起きるか判らない世の中ですが、リーマン・ブラザーズの破綻が大きな影響を世界中に引起しています。バンカメが吸収合併で救済するのではないかとと言われていましたが、これも白紙となり公的資金も投入されず遂に破綻しました。続いて米国保険最大手のAIGもおかしくなり、これが破綻すれば世界中の保険契約者に対する債務履行ができなくなり、それこそ大変な騒ぎになるのでFRBは9兆円の公的資金を投入し破綻を回避する道を選んだと報じられてます。
これら一連の動きの中で日本の平均株価は500円前後上下する騒ぎとなっていますが、こんな状況の中で日本の政権は2代続いた政権投げ出しで事実上機能しなくなり、国民は不況感に打ちひしがれています。
自民党の総裁選を待って新しい首班が決まりますが、問題は新総理の下での選挙の時期についてですが、現下の厳しい経済環境に対する対策も打たないままに解散総選挙など出来るのでしょうか。
私はするべきではないと思っています。少なくとも補正予算を可決しそれなりの経済対策をしなければ国民は承知しないと思うからです。ところが古賀誠選対委員長は自民党総裁選挙の勢いを駆って10月中の選挙などといっているようですが、自民党の総裁選挙で世論が沸きかえっていると言えるでしょうか。
小泉氏の登場の時と違って、所詮はコップの中の嵐でしかなく、どう考えても総裁選の余勢を駆って・・・などは望めそうにありません。
こんな能天気な選挙屋まがいの感覚ではダメだと思います。経済政策は選挙の公約でやると言っても国民は信用しないでしょうし、財政出動が長期的に見て良いか悪いかは大いに議論のあるところですが、今まで余りにも無策であった政府の経済対策にカンフル剤を打つくらいのことをしなければとても選挙にはならないと思うのです。公明党の言う減税策には問題がありますが、それでも何らかの措置をしねければいけないところまで来ていることは事実です。
総裁選の行方は麻生氏で決まりのような報道がなされていますが、そうかも知れませんが、解散総選挙は古賀氏がいうような時期には出来ないでしょうし、するべきではないと思っています。
岡目八目もいいとこですが私は補正予算を上げてから、早くても11月の下旬から12月にしか選挙はできないと見ています。

それから、民主党の小沢一郎氏が東京12区から出るのではないかと噂されていますが、三味線もいいとこで、そんなことはあり得ないと思っています。自民党の候補者にぶつけることはあっても公明の太田氏にぶつけることは100%無いのではないでしょうか。斯くいう根拠は簡単明瞭で、小沢氏は真正面から公明党にケンカを売ることなどする筈がないと思うからです。こんな事を偉そうに予測しても間もなく結論が出るでしょうから恥をかくかもしれませんが、それでもないと思います。
さてさて、時期の問題もさることながら総選挙の結果がどうなるのか、神のみぞ知るところでしょうが、この予測は首班指名が終り国会審議の状況を見極めながら、改めて岡目八目とやらを発信することにしようと思っています。

                    9月17日       松 室  猛
by matsumurotakeshi | 2008-09-17 19:55


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